十中八九

HUNTER×HUNTERの考察(今更)とサプリや日々の徒然

ノブナガの“円”

太刀の間合いである半径4mまで“円”の範囲を拡げる事が出来る。達人の円の範囲(例では半径50m、だっけ?)と比べノブナガ自身はこれで十分としているが限界とも思っている。

そも“円”とは纏と練の高等応用技で、最初に出た際はノブナガさんスゲーってなったが後に出てくるゼノやカイトやピトーやプフがノブナガより広い円を展開してたので世間的にちょっとザワついた。特にゼノは規格外でノブナガがショボく見えた事この上なかった読者の方もいたのではないでしょうか。ちなみにコルトピのは念能力に付随してる円なのでノーカンです。

ここからが本題ですが、ではノブナガさんの円は本当にショボいのかということなんですが。他の使い手が索敵というオーソドックスな使い方に対してノブナガは戦闘スタイルの一つとして使ってます。相手が攻撃態勢を取ってかかってきても迎撃出来るという使い方です。後の先というヤツですね。たぶん。なので、無闇に範囲の広い円を使えれば良いというものではない、というのが分かります。またノブナガさんの場合4mで“限界”としていることから(制約と誓約)、自身がどんな体調でも絶対に4mの円を使えるということだとも考えられます。その日の体調で範囲が前後しては死活問題ですので。一流の闘士なら少し手合わせすれば間合いは掴めるものでしょうけど、初撃から必殺の間合いでしかも先手を取れるというのは大きなアドバンテージです(間合いを円に頼らなければならないって自己の力量不足を暴露してるような気がしなくもないですが、念能力に対応する為には必要ですよね)。

問題点として、“円”は相手からも丸分かりだということです(ゼノじいちゃんはこれを逆手に取ってクロロを目的地に追いやった。ゼノは自身の念能力もそうだが念の使い方、捉え方や考え方が柔軟で他の使い手の追随を許さないことこの上ない。さすがゼノじいちゃんだぜ)。ノブナガ側からすればこの円内に入ったらお前は終わりだぜとプレッシャーをかける事も出来ますが、円に入らなければ充分な対策を取られてしまう可能性も無くは無い。まあこの辺はノブナガが一番解ってるだろうことなので大丈夫なんでしょう、きっと。

ベーチタクルホテルで鎖野郎の襲撃があった時、円の展開が遅かったような気もしますが、そんなうっかりも彼の魅力の一つですよね。というのは半分冗談で、普段ノブナガは円を索敵に使わないので発動が少し遅れたのと、円内に入ってると自分の状態がノブナガに筒抜けになってしまうと仲間が嫌ったから仲間が近くに居る時は円を使わないように気を遣ってた、と考えてみました。

あとはまあ、ノブナガ含む先に挙げた数人しか円を使ってる描写がないことから円の使い手は少ないと考えられそうなので、円を使えるノブナガさんはやっぱりスゲーや、となってくれると嬉しいですね。

思いのほか長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。