十中八九

HUNTER×HUNTERの考察(今更)とサプリや日々の徒然

ヒソカの奇術師たる戦闘術

キルアがゴンを助ける為にアルカを連れ出した所ら辺で、ヒソカとエンカウントした執事組。

ヒソカの攻撃を正面から対処する執事たち(カナリアとアマネ)に対してベテラン執事のゴトーさんは「真面目に応対してんじゃねーよ よけろよけろ」などと言い放ちその老練っぷりを垣間見せます。

が、その後、自身も得意のコイン(指弾?)で受けて立ってあっさり敗北してしまいました。真面目に応対してんじゃねーよ、よけろよけろ、と思わなくもなかったですが、そういう展開に持っていって見事術中に嵌めたヒソカの手練の妙を魅せた一戦でもあったわけですね(自分の能力に自信と誇りを持ってる事を見抜いたヒソカは、その技だけに意識が行くように心理戦を仕掛けているようにみえます。自分もコインを得たけど、君の技とどっちが上かな?的な展開に持ち込んだりしてますね。ただ、回転弾を対処できたあたり、そこらへんの戦闘勘は流石ヒソカだな、ってところでしょーか。ゴトーさんも回転弾が効果的と思ってしまって二撃目も回転弾にしてしまいましたが、あそこは高速弾の方がもしかしたらと思わなくもない)。

そういう闘い方を好む事を熟知していたクロロはその辺を意識して最初に手の内を明かし、ヒソカの心理戦にある程度予防線を張った、或いは心理戦を仕掛け返した、ヒソカvsクロロの冒頭の展開はそんな意味も含まれてたんではないかな。

普通に戦えばヒソカが普通に勝つだろうけど(←今読むと対クロロの事を言ってるのか対ゴトーの事を言ってるのか判らない。たぶん対ゴトーかなー。まあ、どちらでもそうだと思っておこう)、ジンが言っていた「狙った通りに獲物が動けば ハンター冥利だろ?」がキーワードになってる気がします。ヒソカもハンターたる資格を持ってたということが判りますね。その戦闘スタイルをかなぐり捨ててまで復讐に臨んだクモ殲滅戦というのが、如何にヒソカが、バチボコプロレスしようとしたらシュート仕掛けてきてそっちがその気ならこっちもだこの八百長野郎っていう気迫がビッシビシ伝わってきますね。

ゴトーさん、けっこう好きなキャラクターだったのでショックだったなー……あと、この戦いだとヒソカは手品師(マジシャン)を名乗ってますね、奇術師とかどっちでもいいのかなぁ?

アマネとカナリアはその後キルアにも「真面目か」と言われてたのが可愛い。アマネもけっこう好きなキャラクター。